最短ルートで英語をマスターする現実的かつ効率的な勉強法をまとめてみる
「LETERALLY」様より

ぼくは大学生になってから、本格的に英語の勉強を始めた。
英語関係の参考書は有名どころはだいたい試し、ECCでの英会話授業、フィリピン英語留学、Skype英会話も経験し、映画やアプリなど多くのツールも試した。
今ではネイティブとの会話も問題なくできるようになり、TOEICも就活でわりと有利になるぐらいには高い点数を取ることができた。
ただ振り返れば、英語が話せるようになるまでにかなり時間をかけてしまい、数倍効率良く勉強ができたと思うところが多い。
今回はその反省を踏まえ、怪しい方法抜きで現実的に、最短ルートで英語を話せるようになる方法をまとめてみようと思う。

英語を学ぶのには、まず目的をはっきりとさせる必要がある。
実践会話のための英語と、試験(TOEICなど)のための英語とでは勉強法が全く違うからだ。
前者は複雑だが、後者はわりとシンプルだ。内容がかなり多くなってしまうので、今回は「話すための英語勉強法」についてまとめることにする。

最短ルートで現実的に英語が「話せる」ようになる勉強法まとめ
ざっくりとしたステップはこんな感じだ。決して楽ではない。しかし最短ルートだ。

•ステップ1:基礎的な英単語・文法を一気に詰め込む
•ステップ2:そのまま使えるフレーズを一気に覚える
•ステップ3:実際に話す機会を作り、文章を組み立てる練習をする。
•ステップ4:英語をブラシュアップする

ステップ1:基礎的な英単語&文法を一気に詰め込む

残念ながら最速で英語を習得するには、英単語・文法は避けられない。このステップを飛ばすと後から効率がかなり下がる。

英語を勉強しようと決心したら、まず英単語と文法の勉強を同時並行で進めよう。

【英単語の覚え方のポイント】
•単語帳は、ターゲットやキクタンやユメタンなど受験用の単語帳でOK。
英会話用の厚みがない単語帳はあまり良くない。
受験の英単語は必要ないように見えても、なんだかんだ会話の中でも使われるからだ。
速読英単語のような長文の中に英単語が組み込まれてる単語帳も、頭に単語が集中して入らないのでおすすめしない。
•単語帳は必ずCD付きのものにすること。綴りだけ覚えても、いざ会話のときに使えないし、聞き取れない。
•英単語を覚えるときのコツはとにかく何度も繰り返し目に入れ、耳に入れること。
•CDをミュージックプレイヤーに入れて、単語帳の区切り(セクション)ごとに何度もリピート再生をする。
1セクション終わったら、またセクションの始めに戻り…を繰り返し、1つ1つのセクションごとにマスターしていくのが効率が良い。

文法の勉強も同時並行で行う。
会話では文法なんてどうでもいいという意見もあるが、「本当にただ通じれば良い」という人以外はきちんと押さえておいたほうがいい。
文法が理解できていないと、文章を頭の中で1から組み立てる段階で苦労する。
応用ができないから、丸暗記した英文しか使えない丸暗記スパイラルに入る。
逆に文法をおさえておくと後から何かと楽だ。ただ、文法については大学受験レベルまで覚える必要はない。

【文法の勉強法についてのポイント】
•逆に英文法は大学受験用の参考書を使わないこと。使い道のない古臭い文法・構文が入っているため。
•前置詞をはじめとして英語の文法は、イメージで理解すると後々応用が利きやすい。
イラストを使い、ネイティブの感覚で文法を丁寧に説明している「一億人の英文法 (東進ブックス) 」という参考書がかなりおすすめ。丸3日あれば読破できる。
•可能であれば、例文等を声に出しながら読み進めると覚えが早い。