「微妙に変な えいご達」OL まゆみの えいご教材どぇす。

「40代で英語に開眼した崖っぷちサラリーマンの英語上達法」様より

語根(root)を知る

語根(root)のパターンを知って未知の英単語を推測する
portable(持ち運べる)、import(輸入する)を見比べてみましょう。

どちらの単語にも、portが含まれています。

ちなみに、portableの接尾辞はableで形容詞を表しています。

importの接頭辞はimで、inと同じ「内」を表しています。

この共通に含まれているportを語根と言います。ちなみに、portは、「運ぶ」という意味を持っています。

では、同じ語根を持つ、exportの意味を考えてみましょう。

portは「運ぶ」でしたね。exは「外」を表す接尾辞です。またimportが輸入であったことから、exportは輸出であることは容易に想像がつきますね。

では、porterはどうでしょうか。

erは、人を表す接尾辞です。portは運ぶですから、porterは運ぶ人、すなわち、運送屋さんを意味します。

次に、includeの構造を調べてみましょう。

inは「内」を表す接頭辞です。cludeは、「閉じこめる」という意味を持つ語根です。

つまり、内に閉じこめるということで、「包含する」という意味になります。

同様に、excludeはどうでしょうか。

exは「外」を表す接頭辞です。cludeは「閉じこめる」でしたね。ですから、excludeは、「閉め出す」という意味になります。

もう一ついきましょう。

concludeという単語があります。これは、「結論づける」という意味ですが、conは「一緒に」を表す接頭辞です。cludeは「閉じこめる」ですので、一緒に閉じこめるということですから、結論づける、決定する、という意味になります。

このような、語根の種類は大変多く、ここですべてを紹介するわけにはいきません。

語根について詳しく勉強していくには、英和辞典を参考にしてください。

ただ、英和辞典には、初心者用から上級者用までいろいろな種類のものがあります。

一つ一つの単語について、接尾辞、接頭辞、語根が詳しく説明されているものもあれば、全く説明されていないものもあります。ですから、このあたりをよくチェックして英和辞典を選ばれるとよいでしょう。

また、語源辞典というものもあり、こちらはより詳しく、接尾辞、接頭辞、語根についての解説がありますし、それらが成り立つに至った歴史的背景も解説されていますので、参考にされるとよいでしょう。

また、先ほどご紹介した、接頭辞、接尾辞などに特化した参考書もあります。

英語の「語脳」をつくる接頭辞と接尾辞の完全ガイド

著:酒井玲子

出版社:国際語学社

このように、接頭辞、接尾辞、語根のルールを知ることにより、未知の単語に出会った時にも、ある程度その意味を推測することができます。

これこそが、限られた時間で効率よく英語を学習する大人の知恵と言えるものです。